【札幌】都市ガス物件が多いエリアはどこ?現役営業マンが狙い目の区を教えます

一人暮らし

この記事を書いた人: 札幌の現役不動産賃貸仲介営業マン|ガス代で後悔しない物件探しをサポートしています。


この記事でわかること

  • なぜ都市ガス物件は「集中」するのか
  • 札幌で都市ガス物件が多い区・少ない区
  • 都市ガスの敷かれていない地域への引っ越しで後悔しない考え方
  • 営業マンへの正しい伝え方

はじめに:「都市ガスの物件がいい」——でも、どこにあるの?

プロパンガスのガス代の高さを知ると、誰もが「次は都市ガスの物件に住みたい」と思います。でも、いざ探してみると気づくはずです。都市ガス物件って、あるところにはあるのに、ないところには全然ない。

これ、偶然ではありません。都市ガス物件は、仕組み上「集中」するんです。

この記事では、札幌の現役営業マンとして、都市ガス物件が多いエリア・少ないエリアと、都市ガスにこだわりすぎて後悔しないための考え方をお伝えします。


なぜ都市ガス物件は「密集」するのか

まず仕組みの話です。プロパンガスと都市ガスは、ガスの届き方が根本的に違います。

プロパンガス: 業者がガスボンベを各物件に運んで設置する。つまり、どこにでも置ける

都市ガス: 地中に埋め込まれた配管(導管)を通ってガスが供給される。つまり、配管が通っている場所でしか使えない

だから、都市ガス物件は導管が敷かれたエリアに密集するんです。逆に、導管が来ていない地域には、どれだけ探しても都市ガス物件はありません。

札幌の都市ガスは北海道ガス(北ガス)が導管を敷設しています。ただし重要なのは、供給エリア内であっても、すべての建物が都市ガスとは限らないということ。エリア内でもプロパンガスの物件やオール電化の物件は普通に混在しています。「エリア=都市ガス確定」ではないので、物件ごとの確認が必要です。


札幌で都市ガス物件が多い区はここ

区ごとの正確な統計データは公開されていないので、ここからは現場で物件を案内している営業マンとしての肌感覚でお伝えします。

多いと感じる区:豊平区・白石区

私の感覚で、都市ガス物件が特に多いのは豊平区と白石区です。しかも、この2区はガスだけでなく交通の面でも強みがあります。

豊平区: 平岸・中の島・澄川方面の地下鉄南北線沿線に加えて、美園・月寒中央・福住など東豊線の沿線も都市ガス物件が見つかりやすいエリアです。南北線と東豊線の2路線が通っているので、ダブルアクセスを狙いやすく、駅近物件も見つけやすいのが豊平区の強みです。

白石区: 菊水・東札幌・南郷通沿いなど、地下鉄東西線沿線が中心。さらに白石区はJRも通っていて、函館本線と千歳線の分岐点になっています。地下鉄+JRで、公共交通機関での多方面へのアクセスが可能——札幌駅方面にも、新千歳空港方面にも動きやすいエリアです。

どちらも古くから市街地として発展してきた、住宅が密集するエリア。導管網が張り巡らされているので、都市ガス物件の選択肢が豊富です。「都市ガス×駅近×交通の便」を全部取りしたいなら、まずこの2区から探すのが効率的です。

次に多いのが:北区

北区(北24条・麻生方面など、こちらも南北線沿線)も都市ガス物件が見つかりやすいエリアです。

中央区も多い(ただし家賃は高め)

中央区もマンションを中心に都市ガス物件は多くあります。ただし、そもそもの家賃相場が高いので、「ガス代を抑えたいから都市ガス」という目的だとトータルで本末転倒になることも。予算との相談です。

共通する法則:「地下鉄沿線の古い住宅密集地」

お気づきでしょうか。都市ガスが多いエリアには共通点があります。地下鉄沿線の、古くから住宅が密集している地域です。人が密集する場所ほど導管を敷く効率が良いので、こうなるわけです。

逆に言うと、地下鉄の通っていないエリアや、市街地の外縁部は、導管が来ていない地域が多い傾向にあります。郊外の新興エリアで「都市ガス限定」で探すと、選択肢が一気に狭まります。


【重要】「都市ガスは妥協します」だけ伝えると、冬に後悔します

ここが、この記事で一番伝えたいことです。

都市ガスの敷かれていない地域へ引っ越す場合、「都市ガスは諦めます」と営業マンに伝えることになります。すると——紹介できる物件のレパートリーは一気に増えます。 でも、そこに落とし穴があります。

何も考えずに「都市ガス以外でもいいです」とだけ伝えると、プロパンガスの給湯器+プロパンのストーブの物件に住むことになりがちです。そして冬、暖房と給湯をフル稼働させた月のガス代を見て、後悔することになります。

正解は「灯油ボイラー+灯油暖房」も視野に入れること

都市ガスがないエリアで探すなら、灯油ボイラー+灯油暖房(FFストーブなど)の物件を視野に入れるのが重要です。

以前の記事でも書きましたが、灯油はプロパンガスよりコストが低く、しかも灯油物件は家賃も低めなことが多い。都市ガスが無理なら、「プロパンで妥協」ではなく「灯油を狙う」——これが札幌の物件探しの正解です。

※暖房方式ごとのコスト比較は、こちらで詳しく解説しています。
👉 北海道の冬を乗り切る賃貸選び|暖房・雪・寒さの本音

営業マンへの伝え方(コピペOK)

物件探しのとき、こう伝えてください。

都市ガスの物件を希望します。もし予算やエリアで難しければ、プロパンではなく灯油ボイラーの物件を優先して探してほしいです。

この一言で、営業マンは「この人はランニングコストをわかっている」と理解して、提案の質が変わります。逆に条件を何も言わないと、家賃と間取りだけで選ばれた物件(=プロパン率高め)が並ぶことになります。


まとめ:都市ガス探しは「エリアの当たり」をつけてから

ポイント内容
密集する理由都市ガスは地中の導管供給。導管のある場所に集中する
多い区(肌感覚)豊平区(南北線+東豊線のダブルアクセス)・白石区(地下鉄+JR分岐点)、次いで北区。中央区も多いが家賃高め
法則地下鉄沿線の古い住宅密集地に多い
注意エリア内でもプロパン物件は混在。物件ごとに要確認
後悔しないコツ都市ガスが無理なら「プロパン妥協」でなく「灯油狙い」

都市ガスにこだわるなら、まず「多いエリア」から探し始めるのが効率的です。そして、エリアの都合で都市ガスが難しいときは、灯油という選択肢を忘れずに。

ガスの種類は、住んでからの毎月の固定費を左右します。物件の見た目や間取りと同じくらい、真剣に条件に入れてください。

プロパンガスの仕組みと注意点については、こちらの記事もどうぞ。
👉 北海道民、必見!プロパンガス物件の真実!


この記事は「札幌の都市ガスエリア」シリーズの第一弾です。今後、区ごとの詳しい解説も予定しています。役に立ったら、札幌でお部屋探し中のお友達にもシェアしてください。

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