この記事を書いた人: 現役不動産賃貸仲介営業マン|毎日お客様の内見に同行しています。
この記事でわかること
- 内見時にお部屋以外で確認すべき重要ポイント
- 営業マンに聞くべき具体的な質問
- 入居後に「こんなはずじゃなかった」を防ぐチェックリスト
はじめに:内見で「お部屋だけ」見ていませんか?
内見に来るお客様のほとんどが、お部屋の中に集中しすぎて肝心なことを見落としています。間取り・日当たり・収納の広さ……それらはもちろん大事です。でも、入居後の生活に影響するのはお部屋の外のことも多い。
営業マンとして正直に言います。私たちは聞かれなければ自分から教えないことがあります。なぜなら、早く物件を決めてもらいたいという気持ちがあるから。この記事では、そんな「聞かないと教えてくれない」ポイントをまとめました。
①ゴミ捨て場までの距離
内見では真っ先にお部屋に向かうので、ゴミ捨て場の場所を確認する人はほとんどいません。でも、ゴミ出しはほぼ毎日発生する行動です。
ゴミ捨て場が敷地の反対側にある、建物の外に出て道路を渡った先にある、といった物件では、毎朝の数分が地味なストレスになります。特に冬場や雨の日は余計に面倒に感じます。
確認ポイント:
- ゴミ捨て場は敷地内にあるか
- 自分の部屋からの距離はどれくらいか
- ゴミ捨て場は清潔に管理されているか(管理状態の目安にもなります)
敷地内にゴミ捨て場があると◎です。
②エアコンの製造年数と「設備」か「残置物」か
北海道でも夏場はエアコンが必須になりつつあります。備え付けのエアコンがある物件は一見お得に見えますが、確認しないと大きなトラブルになることがあります。
製造年数を必ず確認する
エアコンには室外機や本体に製造年月日が記載されています。10年以上前のエアコンは:
- 電気代が1.5〜2倍近く高くなることがある
- 入居後すぐに故障するリスクがある
- 修理部品がすでに廃番になっている場合もある
内見の際は必ず製造年月日を確認してください。
「設備」と「残置物」の違いが超重要
ここは営業マンに必ず確認すべきポイントです。
| 設備 | 残置物 | |
|---|---|---|
| 意味 | 大家が管理する設備 | 前の住人が置いていったもの |
| 故障時の修理費 | 大家負担 | 入居者負担 |
| 故障時の対応 | 管理会社に連絡すればOK | 自分で業者を手配・費用も自己負担 |
残置物扱いのエアコンが入居後すぐに壊れた場合、修理費も買い替え費用もすべて自己負担になります。これを知らずに契約してしまうケースが非常に多いです。
もし古いエアコンや残置物扱いの物件だった場合、まず検討したいのがエアコンクリーニングです。
実は、管理会社が指定するエアコン清掃業者より専門のクリーニング業者に直接依頼した方が安く済むケースがよくあります。 初期費用を少しでも抑えたい方は、入居前に一度見積もりを取ってみることをおすすめします。
③WiFiの種類(共用・ギガ制限・ルーター自己用意など)
「インターネット無料」と書いてあっても、中身は3パターンあります。営業マンは聞かないと教えてくれません。
- 共用回線タイプ: 住人全員でシェア。夜間や休日は速度が落ちやすい
- ギガ制限あり: 月の使用量に上限があり、超えると速度制限がかかる
- ルーター自己用意: 回線は無料でもルーターは自分で購入が必要
内見時に営業マンへ聞くべき質問:
- 「共用回線ですか?専用回線ですか?」
- 「速度制限やギガ制限はありますか?」
- 「ルーターの貸し出しはありますか?」
インターネット無料でも速度が遅すぎて使えないケースは多いです。そんな時は工事不要の格安Wifiが解決策になります。
①楽天モバイル
データ無制限・国内通話無料。楽天ポイントを使っている方にコスパ最高の選択肢です。
②VisionWiMAX
プランが選べる柔軟さが特徴。使用量に合わせて無駄なく使えます。
③DTI WiMAX 2+
家でも外でも使えるWi-Fiルーター。引っ越しが多い方にも向いています。
④BIGLOBE WiMAX +5G
5G対応で高速通信。テレワークや動画視聴をよくする方におすすめです。
④共用部分の整頓具合
エントランス・廊下・駐輪場……内見ではお部屋に直行してしまうため、共用部分を意識して見る人はほとんどいません。でも、共用部分はその物件の「民度」と「管理会社の動き」を確認できる場所です。
こんな状態の物件は要注意
- エントランスに住人の私物が散乱して置かれている
- 駐輪場の自転車が乱雑に置かれている
- 明らかに長期間放置されている自転車がある
- 廊下やエレベーターが汚れたまま放置されている
これらは「管理会社がきちんと動いていない」「マナーの悪い住人がいる」サインである可能性が高いです。
逆に、共用部分が整然としている物件は管理がしっかりしている証拠です。内見の行き帰りに意識して見てみてください。
⑤隣人・前の住人について
入居後のトラブルで最も多いのが騒音・隣人問題です。内見時に確認できればベストですが、平日昼間の内見では実際の生活音はほとんどわかりません。
営業マンへの聞き方に工夫が必要
「隣の人はどんな人ですか?」と聞いても、個人情報になるので教えてもらえません。
でも、こう聞くと教えてもらえることがあります。
「前の住人の退去理由は何ですか?」
退去理由が「転勤」「結婚」など前向きな理由であれば安心です。一方で「騒音トラブル」「近隣との問題」などが退去理由に絡んでいる場合は、その物件特有の問題がある可能性があります。
営業マンがはっきり答えてくれない場合も、その反応自体が一つの判断材料になります。
まとめ:内見は「お部屋の外」も必ずチェックしよう
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| ①ゴミ捨て場 | 敷地内にあるか・距離・清潔さ |
| ②エアコン | 製造年月日・設備か残置物か |
| ③WiFi | 共用か専用か・ギガ制限・ルーター貸し出し |
| ④共用部分 | 整頓されているか・管理状態 |
| ⑤隣人 | 退去理由を営業マンに確認 |
これらを内見時に確認するだけで、入居後の「こんなはずじゃなかった」を大幅に減らせます。
引っ越し先が決まったら、次は引っ越し業者の手配です。複数社を比較することで費用を大幅に抑えられます。
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