この記事を書いた人: 北海道の現役不動産賃貸仲介営業マン|「住んでから後悔」を減らすために発信しています。
この記事でわかること
- 賃貸で実際によくある後悔・失敗5選
- 北海道ならではの物件選びの注意点
- 内見や物件探しの段階で確認すべきこと
- 後悔しない物件選びの考え方
はじめに:「住んでみたら失敗だった」を減らしたい
物件を契約するときは、誰もがワクワクしています。新しい生活への期待で、気分も高まっている。でも、その勢いのまま決めてしまって、「住んでみたら後悔した」という声を、私は現場で何度も聞いています。
物件選びは、住んでからでないと気づけないことが多いもの。だからこそ、先に「よくある後悔」を知っておけば、同じ失敗を避けられます。
この記事では、現役の営業マンとして、実際によく聞く後悔・失敗を5つ紹介します。北海道ならではの視点も交えてお伝えします。
失敗①:騒音(特に1階がテナントの物件は注意)
賃貸の後悔で、常に上位に来るのが「騒音」です。隣室・上階・道路・線路など、音の原因はさまざまですが、**特に気をつけたいのが「1階がテナントになっている物件」**です。
例えば、あなたが朝型の生活習慣なのに、1階に入っているのが深夜まで営業している居酒屋だったら——。夜、静かに眠りたい時間に、下から賑わいが聞こえてくることになります。
そして、ここが北海道特有の落とし穴です。北海道はエアコンがついていない物件がほとんどなので、夏場は窓を開けて寝ることが多くなります。窓を閉められないぶん、騒音がダイレクトに入ってきて、寝付けない夜が続く……ということも起こり得ます。
内見のときは、1階に何が入っているか、その営業時間はどうか、必ず確認しましょう。
失敗②:1階の部屋を選んでしまう
家賃が安いからと1階の部屋を選んで、後悔するケースも多いです。
1階の定番のデメリットは「湿気」ですが、北海道ではさらに深刻な問題があります。冬の寒さと、除雪の雪です。
北海道の冬は、除雪された雪が窓の高さまで積み上がってしまうことがあります。そうなると——
- 雪で窓が覆われ、日が入らない
- 雪に囲まれて、部屋が寒い
- 夏〜梅雨時期は湿気でじめじめ
家賃が安いこと以外、あまりいいことがない、という状況になりかねません。1階を選ぶなら、こうしたデメリットを理解した上で判断しましょう。
※北海道の冬の物件選びは、こちらで詳しく解説しています。
👉 北海道の冬を乗り切る賃貸選び|暖房・雪・寒さの本音
失敗③:帰り道にスーパーがない
これは、徒歩+地下鉄・JR通勤の人に特に気をつけてほしいポイントです。
「駅徒歩5分」「駅徒歩10分」という近さに惹かれて決めたものの、帰り道にスーパーやドラッグストアがない——これ、地味に後悔します。
仕事帰りに買い物をしたいのに、帰路に店がないと、わざわざ遠回りしたり、別の日に買い物のためだけに外出したりと、余計な手間が増えます。せっかく駅近の物件を選んだのに、その恩恵をあまり受けられないことになります。
物件を探す段階で、最低でもスーパーとドラッグストアの場所は確認しておきましょう。「駅から家までの帰り道」に何があるかをイメージすることが大事です。
失敗④:電波が悪い
内見のとき、携帯電話の電波をチェックする人は、実はかなり少ないです。
内見では気分も上がっていて、「ここに家具を置こう」「レイアウトはこうしよう」と考え始める人が大半。電波の確認まで気が回らないんです。
でも実際に住んでみると、「スマホがつながりにくい」「電話が途切れ途切れになる」というのは、本当によくある後悔です。毎日使うものだけに、ストレスは大きいです。
最近は電波塔も増え、WiFi付き物件も増えているので以前より減ってはいますが、内見時にスマホの電波状況をチェックすることは、忘れずにやっておきましょう。
なお、WiFi付き物件でも「ギガ制限あり」など落とし穴があります。こちらも合わせてどうぞ。
👉 「インターネット無料」の罠|対応との違いを徹底解説
失敗⑤:隣の建物との距離が近すぎる
アパートやマンションが建つエリアは、建物が密集しているケースが非常に多いです。そのため、隣の建物との距離が想像以上に近いことがあります。
距離が近すぎると、こんな後悔につながります。
- 窓を開けて換気したくても、隣の窓が目の前でためらってしまう
- 建物の間に雪が溜まる(北海道の場合)
- 換気のタイミングを見計らわないといけない
「角部屋だから開放的だろう」と思って決めたのに、隣が近すぎてそんな気分になれない……ということもよくあります。内見のときは、部屋の中だけでなく、隣の建物との距離感も必ず確認してください。
一番大事なのは「自分の価値観を持つこと」
ここまで5つの後悔を紹介してきましたが、最後に一番大事なことをお伝えします。
それは、自分の価値観をしっかり持つことです。
実は、他人にとっての「悪い」は、時に自分にとっての「良い」になることもあります。 例えば「1階」は寒さや湿気のデメリットがありますが、荷物の多い人や小さな子どもがいる家庭には、階段がないぶん便利かもしれません。「駅から遠い」物件も、車移動が中心の人には家賃が安くてお得です。
そして、すべてが満点の物件に出会える可能性は、正直かなり低いです。どんな物件にも、必ず何かしらの妥協点があります。
だからこそ大事なのは、物件探しの段階で自分の中で優先順位をつけること。「これだけは譲れない」「これは妥協できる」を明確にしておけば、後悔の少ない選択ができます。
他人の口コミや一般論に流されず、自分の生活・価値観に照らして選ぶ。それが、後悔しない物件選びの一番のコツです。
まとめ:後悔を防ぐチェックリスト
| 失敗 | 確認すべきこと |
|---|---|
| ①騒音 | 1階のテナント・営業時間(特に居酒屋等) |
| ②1階の部屋 | 湿気・冬の寒さ・除雪の雪 |
| ③スーパーがない | 帰り道の店の有無 |
| ④電波が悪い | 内見時にスマホの電波チェック |
| ⑤建物が近い | 隣との距離感・換気のしやすさ |
賃貸の後悔の多くは、「知っていれば防げた」ものばかりです。内見や物件探しの段階でこれらを確認するだけで、住んでからの満足度は大きく変わります。
そして何より、自分の価値観と優先順位を持って選ぶこと。それが、あなたにとってのベストな部屋に出会う近道です。
物件が決まったら、引っ越しの準備も忘れずに。費用は複数社の比較で変わります。
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