引っ越し費用を安くする方法|大手は安心?見積もりは比較が鉄則と現役営業マンが断言する理由

不動産営業の本音

この記事を書いた人: 現役不動産賃貸仲介営業マン|引っ越しの現場と裏側を毎日見ています。


この記事でわかること

  • 引っ越し費用が「時期」で何倍も変わる理由
  • 不動産屋が提携の引っ越し業者を勧めてくる本当の理由
  • 大手引っ越し業者が一番安いとは限らない理由
  • 一括見積もりで損せず引っ越す方法

はじめに:その引っ越し見積もり、言い値で払っていませんか?

引っ越しは人生で何度も経験するものではないので、「相場がわからない」という人がほとんどです。だからこそ、業者の出してきた見積もりを「こんなものか」とそのまま受け入れてしまいがちです。

営業マンとして正直に言います。引っ越し費用は、やり方次第で数万円単位で変わります。 そして、その「やり方」はとてもシンプルです。この記事では、現場を知る立場から引っ越し費用の裏側と節約術をぶっちゃけます。


①引っ越し費用は「時期」で何倍も変わる

まず知っておいてほしいのが、引っ越し費用は時期によって大きく変動するということです。

引っ越しの繁忙期は、一般的に1〜4月と9〜10月です。

この時期は進学・就職・転勤が集中するため、黙っていてもお客様が来ます。業者からすれば、安くしなくても予約が埋まる時期なんです。

だからこそ、繁忙期は強気な見積もりが出てきます。特に大手引っ越し業者は「この金額で承諾してくれたらラッキー」くらいの気持ちで、最初の見積もりを高めに出してくることも少なくありません。

節約のポイント:

  • 可能なら繁忙期(1〜4月・9〜10月)を避ける
  • 同じ繁忙期でも、土日祝や月末より平日・月の中旬の方が安いことが多い
  • 時間帯を業者に任せる「フリー便」にすると安くなることがある

②不動産屋が提携の引っ越し業者を勧めてくる本当の理由

物件の契約時、不動産屋から「引っ越し業者はこちらがおすすめですよ」と勧められた経験はありませんか?

これ、親切心だけではありません。 中の人だからこそ言える、構造の話をします。

理由その1:営業マンにノルマがある

多くの不動産会社では、引っ越し業者の斡旋にノルマが設定されています。引っ越しだけでなく、電気・WiFiなども同様です。

このノルマを達成しないと、半年に一度のボーナスに影響が出たり、手当が減ったりすることがほとんどです。 だから営業マンは一生懸命勧めてくるんです。特に大手不動産会社はこのノルマ要因が大きいです。

理由その2:紹介料が収益になる

業者を紹介することで、不動産会社には紹介料が入ります。この流れです。

a.お客様に業者を紹介
 ↓
b. 会社に紹介料として収益が入る
 ↓
c. 紹介料を多く取った営業マンに手当が出る

この仕組みがあるので、営業マンは熱心に勧めてきます。中小企業や地域密着型の不動産会社では、この紹介料が収益の柱になっていることも多いです。

つまり、どういうこと?

勧められた業者が悪いわけではありません。でも、「あなたにとって一番安い業者」だから勧めているわけではないということは知っておいてください。営業マンの都合(ノルマ・手当)が絡んでいる可能性が高いんです。

紹介された業者の見積もりも、必ず他社と比較しましょう。


③大手引っ越し業者が一番安いとは限らない

「大手だから安心」「大手だから安いはず」と思っていませんか? 実はこれ、逆のことが多いです。

広告費は価格に乗っている

CMやWeb広告でよく見る大手引っ越し業者。あの広告には、多額の広告費がかかっています。

そして当然、その広告費はどこかで回収しなければなりません。どこで回収するか——引っ越し料金です。 広告を多く出している業者ほど、引っ越し金額を高くもらわないと割に合わないわけです。

「聞いたことのない業者」は危険なのか?

一括見積もりサイトを使うと、名前も聞いたことのない業者が出てくることがあります。「大丈夫かな?」と不安になるかもしれません。

でも、広告を出していない=信頼できない、ではありません。 ただ広告を出していないだけ、という業者がほとんどです。広告費をかけていない分、その分を料金の安さで還元できるんです。

むしろ考えてみてください。あまり予約が詰まっていない業者の方が、当日ゆっくり丁寧に搬入してくれるとは思いませんか? 大手で1日に何件もこなす業者より、ていねいな作業が期待できることもあります。


④だからこそ「一括見積もり」が鉄則

ここまでの話をまとめると、結論はシンプルです。引っ越しは一括見積もりで複数社を比較すべき。 これに尽きます。

一括見積もりが効く理由

一括見積もりサイトを使うと、業者側も「相見積もりだ」と分かっています。 つまり「他社と比べられている」と分かっているので、最初から安い金額を出してくるんです。

1社だけに見積もりを取ると、業者は「比較されない」と思って強気の金額を出します。でも複数社で競わせれば、各社が「選ばれるため」に価格を下げてきます。これは車の買取査定一括サイトと同じ構造です。

比較すればこれだけ変わる

1社だけに依頼
 → 業者の言い値。高くても気づけない

一括見積もりで複数社比較
 → 各社が競争して価格を下げる
 → 数万円安くなることも珍しくない

引っ越し業者を一括で比較できるサービスを使えば、この比較が一度の入力で完了します。何社にも個別に問い合わせる手間が省けて、しかも安くなる。使わない理由がありません。


まとめ:引っ越し費用は「比較」で必ず変わる

ポイント内容
時期繁忙期(1〜4月・9〜10月)は高い。できれば避ける
不動産屋の紹介ノルマ・紹介料が絡む。鵜呑みにせず比較を
大手=安いは誤解広告費が料金に乗っている。中小も検討価値あり
一括見積もり相見積もりだと業者も分かって安く出す。鉄則

引っ越し費用は「相場を知らない人」が損をする世界です。逆に言えば、一括見積もりで複数社を比較するだけで、誰でも簡単に費用を抑えられます。

物件が決まったら、勢いで1社に決めてしまう前に、まず一括見積もりで比較してみてください。その数分の手間が、数万円の節約につながります。


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